先日、サブ機として使用していたオリンパスのE-PM2が突然電源が入らなくなったので、
代わりとしてパナソニックのGF9を購入した。
サブ機は基本的にLAOWAの7.5mmを着けっぱなしにしているのだが、
このレンズの予てより懸案事項だったオーバーインフ(オーバーインフィニティ)を、
カメラが新しくなったこの機会に調整してみた。
(オーバーインフとは、マニュアルレンズのピントリングを無限遠方向いっぱいまでに
回すと、ピント面が無限遠を超えて、ボケボケ写真になるという現象)
今回もレンズの分解が伴うので、真似してみようという奇特な方は、
くれぐれも自己責任でお願いします。
まずは、マウントのネジ4本を外します。
ネジはちっさいので紛失に注意です!
ネジを外すとマントがごそっと取れます。
マウントが取れたレンズ
次に調整用のマウントとレンズの間に入れるスペーサーを制作
制作方法は、まずはマウントのネジが入る場所の外径と内径をノギス等で計測し、
ビニールシートまたは樹脂シートをサークルカッターで切り出します。
今回調整用に試したシートの厚みは0.2mm、0.1mm、0.05mmで
最終的には、0.05mmのシートで無限遠がでました。
厚いのから試していったので、何度もシートを切り出してはマウントの分解、組立、
試写を繰り返してしまいました。いろいろな厚みを試さないといけないので
なかなか面倒な作業だし、マウント内部にゴミが入るリスクもあるので
試す方は注意してください。
サークルカッターで切り出した、0.05mm厚のスペーサー
(いろいろなビニールシートをノギスで計測して選定しました)
スペーサーにネジの通る穴を開けてレンズに載せます。ネジが通る穴はキリで開けました。
後はマウントを乗せて、均等に4本のネジを締めれば完成です。
(ネジが片締めになると、マウントが斜めになって、カメラに取り付けの際も
斜めになるので、ネジの締め付けは十分注意してください。)
ご覧いただき、ありがとうございます<m(__)m>
それでは、また(^^)/